建築事業部
第1話

「なんで私のことわかるんですか!?」

ここでは、各事業部メンバーにインタビュアーが話を聞きながら、座談会形式で仕事のことを語ってもらいます。建築事業部編では、コンシェルジュと設計デザイナーに、リゾート住宅をつくるこの会社の魅力などについて聞いていきます。

 

 

――お二人はどんなお仕事をしているんですか?

 

私は営業部でコンシェルジュをしています。お客様や不動産業者さんとの窓口になり、お問い合わせをいただいたお客様にお会いして、そこからどういうプロジェクトチームでいくのかを社内ですりあわせし、チームに引き継いでいきます。
私はデザイナーとして住宅の設計をしています。うちの会社の場合、最初から最後まで一組のお客様をずっと担当できるので、まずどんな家にしたいかというご希望を聞き、間取り提案などのプレゼンをして、お申し込みいただいたら、次に実施設計に入ります。壁紙や床など細かい部分の打ち合わせを重ねていって、着工してからは現場の設計監理、最後のお引渡しまで、一組のお客様に対しての設計業務をしていきます。

 

――となると、お客様に対してかなり長いお付き合いになるんですね。

 

そうですね。まず神成のところに話がいって、ヒアリングをするタイミングからお引渡しまで、丸一年くらいかかる場合がほとんどです。

 

――この会社に入ろうと思ったきっかけはなんですか?

 

前職で建築プロデュース会社に勤務していた時に、いくつかのプロジェクトでKAJAの家具を導入した実績がありました。そこで可能性を強く感じたのがきっかけですね。それから家族の海外転勤にともなって一度退職したのですが、再び復帰しました。
私は前の会社でも住宅の設計に携わってきたのですが、デザインや性能だけを重視するという方針に疑問を抱いていたんです。そんな中、デザインや性能だけでなく、「カジャデザイン」というブランドのポリシーが決してぶれないこの会社に魅力を感じ、転職してきたという経緯です。
あとは、営業をやる人、設計する人、工事をやる人、全員お客様との距離が近いんですよ。大きな会社にいた時は、ぶつぎりで、営業はここまで、設計はここまでっていう役割が分かれていて。うちの場合はそうではないんです。
大手だと、最初のプランニングをする人、実施設計をする人、コーディネートをする人で分かれているんですが、私はそれが嫌だった。全部自分でやりたいと思っていて、お客様にずっと関わっていけるのがカジャデザインだったということなんです。

 

――実際に働いてみて、どんなことにやりがいを感じますか?

 

私は各プロジェクトのチームビルディングをするところから始まって、ゴールは1年後なのですが、お客様がご満足して住んでいただいているとわかった時に、いちばんやりがいを感じますね。
私はふたつあります。ひとつは、お客様へのお引渡しの時に笑顔が見られる時。もうひとつは、プレゼンが終わった時。お客様が「なんで私のことわかるんですか!?」と言ってくださったりして、手応えを感じます。うちのプレゼンはあまり外れないのが特長だと思います。

 

――外さないための工夫ってあるんでしょうか?

 

お客様が言葉に出さない部分を観察したり、話の中で出てきたキーワードを拾っていきます。例えばプレゼンのCGパースに飼い犬がいたり、好みの絵が飾ってあったり、ちょっとしたところなんですけど、そういうことをすることで「この家住みたい」と感じていただけるのかなと思いますね。
申し込みいただいて、ご提案後に間取りが変わってしまう方もいるのですが、間取りが希望と違っても「カジャデザインさんなら希望のものをつくってくれそうだから」ということで進めさせていただけることがあります。「この人たちなら私のことをわかってくれる」と思っていただけるようにご提案しているからこそなんだと思います。
「KAJA RESORT LAB.」というちょっと実験的なサイトをやっているんですが、その中の空想レジデンス物語という読み物コンテンツをご覧いただけると、少しだけ提案の様子など伝わるかもしれません。私も出演させていただいています(笑)

<第2話につづきます>

  • 建築事業部 - 第1話
    「なんで私のこと
    わかるんですか!?」
  • 建築事業部 - 第2話
    リゾートホテルの
    空気感を
    家に持ってくるために
  • 建築事業部 - 第3話
    やりたいことがあれば
    手をあげてみる
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